どうも蜂ノコだ。
今回はWindows10のタスクマネージャーについて解説していきたいと思う。
- タスクマネージャーとは何か。
- 何をするものなのか。
- どういう機能があるのか。
この3つに重点を置いて解説していこうと思う。
もしかしたら、あなたの知らない機能もあるかもしれないので最後まで読んで役立ててほしい
タスクマネージャーとは
タスクマネージャーとは、Windowsで実行されている様々なプログラムを管理しているソフトウェアのことである。
プログラムとは、ソフトウェアやアプリケーションのことである。
現在起動しているアプリケーションから裏で動いているソフトウェアを閲覧することができ、またCPUやHDD、メモリなどのハードウェアの使用率も見ることができる。
パソコン起動時に自動的に立ち上がるアプリケーション(スタートアップ)を無効化/有効化したりもできる。
何をするものなのか
よく使われる例として、アプリケーション・ソフトウェアが動かなくなる現象(フリーズ)が起きたときに、強制的に終了させたりする場合によく使われる。
強制的に終了させることで、アプリケーションを再起動し直すことができるようになる。そうすることでフリーズした状態から復帰することができる。
ただし、文書作成やメモなど保存していないデータは強制終了させるとデータが消えるので注意が必要だ。
基本的にはこういう使い方が多い印象。
タスクマネージャーでのプログラムの強制終了のやり方
ここからはタスクマネージャーの開き方と強制終了のやり方を解説していく。
開き方
まず画面下の黒い縁(タスクバー)を右クリック。
右クリックすると項目が出てくるのでタスクマネージャー(青矢印)をクリック。
これでタスクマネージャを開くことができる。
またショートカットキーとしてキーボードのCtrl + Shift + Escキーを同時押ししても出てくる。
初期では簡易表示なっている場合があるが、この場合今開いているアプリケーションを強制終了させることぐらいしか出来ない。
ので、簡易表示になっている場合は左下の詳細をクリックして次の画面を表示させよう。
この画面でアプリケーションを、バックグラウンドで動いているソフトウェアなどを右クリック、タスクの終了で強制終了させることができる。
右クリックルすると項目が出てくる。青くなっているタスクの終了をクリックすることで強制終了させることができる。
これは簡易表示のタスクマネージャーでも同様で、開いているアプリケーションを右クリック、タスクの終了でも終了させることができる。
タスクマネージャーの機能
次にタスクマネージャーの機能について解説していこう。
タスクマネージャーは様々なプログラムを管理しているソフトウェアと説明した通り、上記で紹介したアプリケーションを強制終了させること以外にも活用方法がある。
- ハードウェアの使用率の確認
- スタートアップの設定
- CPUの優先度や関係の設定(CPU Affinity)
- ファイルの場所を開く
順を追って説明しよう。
ハードウェアの使用率の確認
CPU,メモリ,GPUなどの使用率及びHDDやSSDといったハードディスクの読み書き速度を見たりすることができる。
上部のパフォーマンスをクリックすることで確認することができる。
ベンチマークでの性能テストやゲームなどの特定のアプリケーション使用時にどれくらいの負荷(使用率)がかかっているかを確認したりするときに使われることもある。
またCPUでは右側のグラフを右クリックしてグラフの変更から全体的な使用率と論理プロセッサを選択することができる。
全体的な使用率は平均的なグラフに対し、論理プロセッサはCPUのコア数/スレッド数に応じて表示される。これにより平均的に負荷がかかっているのか一部分のコアに特出して負荷がかかっているのかがわかる。
ただ、一般的にはそこまで気にするほどでもない。
因みに高負荷な作業をする場合に、使用率が100%なのは余裕がない状態に近い。そのためフリーズしたりアプリケーションが勝手に終了することもある。
個人的には高くても95%あたりなら大丈夫かも。
スタートアップの設定
次にスタートアップの設定について解説していく。
スタートアップはWindowsを起動したときに特定のアプリケーションを自動的に立ち上がるようにするもの。
パソコンを起動するたびにアプリケーションを手動で起動するのが面倒くさい!そんな人はスタートアップから有効にするだけで次回からは自動的に起動してくれるようになる。
上部 スタートアップをクリック。
任意のアプリケーションを右クリックすると無効化または有効化の文字があるのでそこをクリックすると切り替わる。
ただし、スタートアップを有効にするアプリケーションを増やすとWindows起動まで遅くなってしまう場合がある。
ハードディスクがSSDだけならばあまり影響はないかもしれないが、HDDならば遅くなる可能性がある。
1秒でも早く起動したいのなら無効化するのが良い。
CPUの優先度や関係の設定(CPU Affinity)
次にCPUの優先度や関係の設定(CPU Affinity)について解説する。
どちらもプログラムごとに任意に設定することができるが、一度パソコンの電源を切ると再度設定しなければならない点は注意が必要だ。
CPUの優先度
CPUの優先度はソフトウェアやアプリケーション、その他プログラムの処理順序を変更するものである。
低、通常以下、通常、通常以上、高の5段階で優先度がある。
高に行くほど優先的に処理してくれるのでプログラムが安定したり、ゲームなどであれば性能が僅かに上がることがある。
設定の仕方はタスクマネージャーの詳細の部分をクリックする。
詳細で見れるのは、バックグラウンドで動いているプログラムやアプリケーションだったりする。
任意のプログラムを右クリックし、優先度の設定にカーソルを合わせると低~高までを選択することができる。
処理優先度を任意に決められるが、パソコンが不安定になったりする場合もあるので基本的には触れなくても大丈夫。
関係の設定(CPU Affinity)
さて、関係の設定について解説しよう。
別名 Affinity(アフィニティ)と呼ばれるこの機能だが、大まかに言えば特定のプログラムにCPUのコア数をどれだけ使うかを設定することができるところである。
開き方は先程の優先度の設定の下の項目(赤枠)をクリックしたら出てくる。
このような画面が出てくる。
基本的にはCPUのコア数に依存しており、人によってはCPU 3までしかない人やCPU7,CPU15まである人もいる。
デフォルトではすべてにチェックが入っているので特定のプログラムで使うコア数を制限したいというときに使うのが基本だ。
難しい話に入るのでなんとなく読んでほしい。
例えば、CPU0~7まである人で特定のアプリケーション(ブラウザなど)に使われるコア数を制限したいとする。
その時、CPU0~3のチェックボックスを外すとそのコア数分で処理してくれるようになる。
この場合では4,5,6,7のコアが処理してくれる。
ただこれでは高負荷なプログラムでは性能が下がるため、処理時間がかかったりカクつくなどの現象が起きてしまう場合があるので注意が必要だ。
また単純にコア数を制限するだけではなく、0,2,4,6,8,10…と偶数コアで処理させる方法や
0,1,2,3,4のコアを制限して他のコアに処理させる方法もある。
前者の場合では単純なコアで処理させるため性能が向上する可能性がある。
これは、物理コアともう一つコアがあるように見せる論理コアがあり、論理コアは物理コアの余力分を他のプログラムに処理させている。そのため、性能が十分に発揮しきれていないなどであれば効果が出てくる。
後者はあらゆるプログラムを処理させているコアであるため、負荷が大きくなってしまう。
そこで、負荷の大きくなるコアの使用をあえて避けることで、性能が向上したり、安定したりする場合がある。
コア数の制限は、プログラムに対する性能が落ちてしまうというデメリットがあるが、逆に動作を安定させたいという場面では有効だ。
ただ、CPUのコア数制限はプログラムを起動したときでなければ設定できず、プログラムを落とすと次回プログラム起動時に再度設定し直さなければならないので注意。
まとめ
今回はタスクマネージャーの使い方や機能についてを解説した。
様々なプログラムを管理するタスクマネージャー。
アプリケーションを強制終了させたり、ハードウェアを監視するために使うのが一般的だ。
あまり使われることはないが、優先度の設定やCPU Affinityについても解説した。
一般的には使わないかも知れないがいつか役立つ時が来るかもしれない。