どうも、蜂ノコだ。
今回はビット深度とサンプリング周波数を変更することで音質が変わるということを解説していきたいと思う。
そもそもビット深度やサンプリング周波数とは?と疑問に思う人もいるだろう。より詳細に、そしてわかりやすく解説していきたいと思う。
ビット深度とサンプリング周波数とは
まずビット深度とサンプリング周波数について解説しよう。
ビット深度とは
音の大小や抑揚、きめ細かさなどを決める数値で「音をどれくらい分割して表現をするか」という値だ。16bitや24bitなどといった表記をよくされている。
ハイレゾでは24bitで表記されていることもあるので見たことがあるかも知れない。
これはよく音の解像度とよく表現されるが変わるのはS/N比と言われる信号対雑音比だ。
いわゆるノイズで、S/NやSNRとも表示されることもあるがそれしか変わらないらしい。
どちらかというと音の表現力のような気がする。
ビットとは情報量のことで高いほど理論上高音質ということになる。
ビット深度が低ければファミコンのような音になるし、ビット深度が高ければより原音に忠実になる。
16bitも24bitも変わらないという意見もある。
ちゃんとしたオーディオ機器でハイレゾに対応している機材であれば若干違う。
ゲーマーであればUSB接続のヘッドホンを使っている人もいるだろう。それは16bitまでしか対応していないものが多い。そのため24bitの音源を聴いてもダウンサンプリング、つまり16bitに変換された音源を聴いていることになる。
サンプリング周波数とは
1秒間に何回音を記録するのかということ。44.1kHzや48kHz,92kHzと表現されたりする周波数だ。
例えば44.1kHzならば1秒間に44100回の音の情報を記録するということだ。
この数値が高ければ高いほど情報を取得するのでより忠実な音を再現することができるのだ。
またよく勘違いされるのはサンプリング周波数=実際に出力する周波数ということではない。専門用語を使うとナイキスト周波数というのが実際に出力する周波数だ。
サンプリング周波数は実際の周波数の2倍にすることで再現したい音が出せるので、周波数は40kHzを超えているのが通常なのだ。
またこれも勘違いされやすいが、サンプリング周波数は「音の高さ」という意味で捉える人もいる。
間違ってはいないのだが記録する情報量が増えればより正確で忠実な音を出すことができるという意味合いの方が大きい。
因みにだがデジタルは点でデータを記録して、そのデータを元にアナログという線の情報に戻して音を再現している。
ここで問題になるのはサンプリング(標本化)するデータ量(点)が少ないが故に本来出したい音に、余計な高音が交じるという現象がある。
それを防ぐためにもサンプリング周波数を高くすることで、余計な音を入れない忠実な音になるのだ。
最近はハイレゾが主流だが、再生周波数帯域(オーディオ機器が出せる実際の周波数の目安)が40000Hzを超えていなければ、音源がハイレゾでも機器が対応していないので違いがわからない。
筆者は実際に持ってはいないが、対応した機器を体験したことがある。
よくよく聞けば、わかる程度だ。
Windows側での設定
それではWindows側の設定の仕方を説明したいと思う。
- スタート(Windowsキー)をクリックして、歯車アイコンの設定を開く。
- システムをクリックしサウンドをクリックして下にスクロールする。
- 関連設定からサウンドコントロールパネルをクリック。
するとこういう画面が出てくる。
あとは任意の、自分が使用しているオーディオデバイスを右クリックしてプロパティへ
そしてこの画面が出てくるので詳細をクリック。
そうするとデフォルトでは16ビット44100Hzになっているので
ハイレゾを聴きたい!24bit/192000Hzなどに設定しておこう。
ただし、RealtekであればPC側が処理するので、ビット深度とサンプリング周波数どちらも高くすると負荷が大きくなるので注意。
ただ、最近のパソコンを使用しているのであれば問題ないだろう。
もう一つ注意点がある。
それは使うオーディオ機器によってはハイレゾに対応していないものもあることだ。
再生周波数帯域(周波数帯域)が40000Hz以上のものを探すと良いだろう。
※必ずしも再生周波数帯域が高いものが高音質とは限らないので視聴するのが好ましい。
まとめ
- ビット深度とは音の表現力を高めるために音の大小、抑揚をつけたりするもの。明瞭感が増す用に感じたりする。
- サンプリング周波数とは音を何回記録するかというもので、記録する回数(Hz)が大きいほどより忠実な音を再現することができるようになる。この恩恵はボーカルなどで感じやすい。
- Windowsでの設定は
スタート→ 設定→ システム→ サウンド→ 関連設定からサウンドコントロールパネル→
使用中のオーディオ機器を右クリック→ プロパティを開く→ 詳細をクリック→
サンプルレートを設定する。
これで設定できる。
音質改善ならピークリミッターの無効化
もしかしたら音質改善のためにこの記事を読んでくださったかもしれない。
効果がない訳では無いが、Windowsには昔からピークリミッターと呼ばれるものが存在する。
こちらを無効化する方が効果は高い。
詳しくはこちらの記事に書いているので是非読んでみてほしい。