どうも、蜂ノコだ。
今回はSonyストアに実際に行ってヘッドホンの視聴をしてきたので、視聴してきたヘッドホンの比較、どんな人におすすめなのかを紹介しようと思う。
筆者は『MDR-Z1R』というSonyの高級ヘッドホンが気になっていたのでついでに他のヘッドホンも聞きに行ったという経緯だ。
接続は店のバランス接続可能なウォークマン、NW-ZX500で視聴してきた。
まずは視聴してみた感想を書いていこう。
実際に聴いてみた感想
今回紹介するヘッドホンは『WH-1000XM4』『MDR-M1ST』『MDR-1AM2』『MDR-Z7M2』『MDR-Z1R』の5つである。
WH-1000XM4
ノイズキャンセリング機能を搭載したBluetooth接続ヘッドホン。
Bluetoothのみの接続かと思いきや、なんと有線接続に切り替えることも可能。
イヤホンジャックに差し込むことで有線に自動的に切り替わる。抜くと無線に。
ノイズキャンセリングとは生活音や環境音などがうるさい場合にオンにして装着すると、びっくりするほど静かになる。また音楽をかけなくても装着した瞬間にわかるくらい静かになるので、没入感が増すのだ。
また屋外で使用する場合、ノイズキャンセリング機能をオンにしていると車や足音など聞こえないので危険だ。だがこのヘッドホンにはマイクが搭載されている。
このマイクが搭載されている理由は明確。
ヘッドホンを付けながら外の音を聞くことができるようになっているのだ。
なので曲を聴いている時に誰かに話しかけられても、マイクをオンにすることでちゃんと聞き取ることができるのだ。
これだけではない。
ヘッドホンのイヤーパッドの内側にはセンサーが搭載されている。
このセンサーはヘッドホンで音楽を流している時に、外して肩にかけると自動的に一時停止をしてくれるのだ。なのでいちいち音楽を止める必要もなく、スマホの電池にも優しい設計になっているのだ。
またBluetooth接続ができるので、スマホやノートパソコンでの接続が可能で、ジャックに接続することでデスクトップPCやテレビなどにも接続することが可能だ。
つまりこのヘッドホンをまとめると、どんな用途でも使える多機能型ヘッドホンである。
筆者の感想
ノイズキャンセリングをオンにして、装着した瞬間。あの静けさに驚きを隠せなかった。
ノイズキャンセリング機能ってこんなにも静かになるものなんだ!と感銘したくらい凄かった。
このヘッドホンは屋外でスマホを利用して音楽を聴いたり、有線の機器に接続して聴く人にもおすすめの一品となっている。
MDR-M1ST
赤帯と呼ばれるMDR-CD900STの後継機にあたるヘッドホンである。MDR-CD900STとの大きな違いはハイレゾに対応しているということ。
ボーカルが収録している距離感がわかる。
また狭い場所か広い場所で撮ったかがわかる感じがした。歌を収録する人や演奏する人であればこのモニターヘッドホンは有り。
またボーカルや楽器などをメインで聞くような人であれば、このヘッドホンはなかなかおすすめである。ただ値段がMDR-CD900STよりもやや高めになっているので、手の出しやすさではやや劣るがどちらも音は良い。
MDR-1AM2
先程のヘッドホン(MDR-M1ST)よりマイルドな感じに聞こえる。
MDR-M1STはボーカルや楽器などが近く感じたり、さ・し・す・せ・そ、などが刺さるように聞こえるときがある。
MDR-1AM2は一歩引いた距離から聞こえる感じで、ボーカルと楽器のバランスが良い。
主役となる歌や楽器のメロディを聴きたいのであればMDR-M1STだがこちらは楽器や歌全体を含めて楽しみたいという人にはおすすめだ。
またバランス接続にも対応しており、よりパワーのある音を楽しむことができる。
バランス接続に対応したウォークマンと組み合わせればより良い音楽を楽しむことができること間違いなし。
MDR-Z7M2
MDR-Z7の後継機だが、この商品の前に開発されていたMDR-Z1Rの技術を応用してより良い音を実現している。またこのヘッドホンは流行りのバランス接続に対応している。
バランス接続とは、L,Rのマイナス極とプラス極を出力できるためパワーがある接続方式だ。
生演奏を聴いているかのようなリアリティさを感じる事ができる。
このヘッドホンはピアノやボーカルなど、中高音域が細かい音まで聞こえる。
打楽器のロールの音、トランペットの音色などをしっかり楽しみたいという人であればおすすめ。
上記で紹介してきたヘッドホンよりもより良い音を楽しむことができる。
ただ、ドライバが70mm故、大きいし重さは約340gと重たい。のだが装着すると意外にも軽かったので肩こりはしにくそう。
MDR-Z1R
MDR-Z1RSony最高峰のヘッドホン。
筆者の本命で聴いてみた瞬間、鳥肌が立った。
オーケストラ系の曲を聴いてみたのだが音の細かさはもちろんのこと、まるで本当にそこにいるかのような感覚がしたのだ。空間を感じるという表現が正しいのだろう。
また重量は約385gとMDR-Z7M2より重たいのだが、先程同様に軽い。
装着感も優しいので装着をしていることさえ忘れてしまいそうなので目を瞑ると、本当にオーケストラを聴きに来たかのような感覚だった。
ただSony最高峰のヘッドホンとなるので値段はかなり高い。
またこのヘッドホンだけを購入してもヘッドホンアンプなどがなければ本来の性能を発揮できない。
バランス接続可能なポータブルアンプやヘッドホンアンプ、ウォークマンなどを所持しているのであれば購入するのも有りだ。
また、バランス接続可能なSonyのヘッドホンアンプ(TA-ZH1ES)があるのだが、これも高い。
しかし高級ヘッドホンだけあって作り込みが凄いのは確かなので沼るほど変なこだわりを持っていないのであればおすすめ。
MDR-Z1Rはより高音質でリアリティを感じたい人におすすめ。出費が痛いので、ショッピングローンを利用するのもありかな。
このヘッドホンをPCやスマホにそのまま直挿しするのはもったいない。そのままではMDR-Z1Rの本来の性能を発揮してくれないだろう。
そこで、バランス接続に対応したヘッドホンアンプやポータブルアンプ、ウォークマンを使うことで良い音で聴くことができるので是非使ってみてほしい。
おわりに
いかがだっただろうか。
どのヘッドホンも特徴があって個性がある。
音質的にはどれも高いものであったが、筆者の好みのものとしてMDR-Z1Rが好きだった。
高いものが必ずしも自分好みの音とは限らない。
なのでSONYストアに行くと高確率で視聴できるはずなので、是非聴いてみてほしい。
どれも一般的な人であれば満足できる音質なのであとはどのヘッドホンの音の作りが好きなのか、という個人的な部分になってしまう。
そのため実際に足を運んで聴いてみるのが一番だ。